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2007.10.15
真紀子さんとメディアの偏向報道
12日の衆院・決算委員会で、田中真紀子氏が質問に立った。
最初は、前首相の残した大臣ばかりで「安倍康夫内閣だ」等々の“真紀子節”で軽いジャブを繰り出し、次に拉致問題に関する質問で、遠まわしに首相の所信表明演説と官房長官時代の姿勢の違いなどを突く質問をしていた。
後半は、農業問題に関する質問で、これは日本の食料自給率にも関わる大変重要な問題であり、さすがは“米どころ”新潟県選出の議員だと思った。
しかし、首相の答弁は、あまり知識も関心もないように感じた。
しかも、当日の新聞、TVなどのメディアも、この問題を全く取り上げない。
昨日も今日も新聞紙面を探したが、どこも取り上げてはいない。
メディアは、田中、福田両氏の親の代の政治闘争を取り上げ“角福戦争の再来”などと勝手なキャプションをつけて、“真紀子節”だけを批判的に取り上げていた。
特に驚いたのは、「報道ステーション」での司会の古館氏の発言である。
『国民は角福戦争など望んでいないのに、もっと大事な事があるのに、国会でこんな事をやっていていいんでしょうか?』
古館氏は田中氏の質問を聞いていないか、それとも首相と同じように無関心なのかもしれない。
現厚生労働大臣の舛添氏も、以前『食料自給率など上げる必要はない』と言っていたが、食料自給率は、ナショナルセキュリティの基本ではないか。
日本の食料自給率は先進国中最下位でわずか40%、平成18年度は39%しかない。
オーストラリア237%、アメリカ128%、フランス122%、ドイツ84%、イギリス70%である。
いまや主食である米も、WTOに加盟して以来、米を一定量輸入しなくてはならなくなった。
そのため、外食産業の殆どが安いアメリカ米(コシヒカリ・あきたこまち等のブランド米を生産)を使用し、日本酒メーカーもアメリカに工場を移して、アメリカ米で酒を造っているという。
アメリカは、今や世界各国に日本のブランド米を輸出しているのである。
中国も日本の大手商社が関わり日本の技術を導入して、中国産コシヒカリで日本や世界の市場を狙っている。
日本人の米離れという問題もあるが、国内では外国産に押され、米が生産過剰になり、価格の下落は農家を直撃している。
今は、自給率が唯一100%である米も、この問題を放置しておけば、日本の米の生産力は著しく低下し、主食の自給率も低下してしまう。
安いものが大量に入ってくるから良いというわけにはいかない。
世界人口は増加の一途をたどっており、生産国の天候などにも影響されやすく、どこまで安定供給されるかわからない。
安全性においても、相手国にどこまで要求できるかである。
それは、アメリカ産牛肉の狂牛病問題での政治決着を見てもわかるとおり、輸出国に押されっぱなしである。
また、輸入は、その運搬にも二酸化炭素の排出量が増し、環境問題にもなるのである。
日本は、来年「環境サミット」を北海道で開催するが、先ず自国の食料自給率を上げることを考えるべきだろう。
政府は、今、オーストラリアとの二国間EPA(関税撤廃)交渉を進めている。
牛肉、乳製品、小麦などが安く大量に輸入されれば、一番打撃を受けるのは北海道だろう。
国民や未来にわたる子どものために、安全・安心の食料を安定して供給していくためには、
政治がしっかりと考えなくてはならない問題である。
田中氏は“カーギル、コンチネンタル・グレイン、ADM、ブンゲ、ルイ・ドレフェス、アンドレ、という言葉を知っているか?”と質問したが、首相は何度か聞き返して、そのうちの二つくらいは知っていると答えていた。
これらは、巨大穀物メジャーで、カーギル社とADM社(アメリカ:コンチネンタル・グレインがカーギルに買収されてADM社になった)、ブンゲ社(オランダ)、ルイ・ドレフェス社(フランス)、アンドレ社(スイス)の事で、この5社が世界の穀物を牛耳っているのである。
そして、世界各国で生産、流通、販売、種子栽培、遺伝子組み換えまで行っている。
品種改良等では種子を取ることは許されず、そこの種子を買わなければ栽培が行えないのである。
これらの会社は同族会社(全てを七家族が握っているといわれる)で株式非公開、利益の実態もわからないが、世界の情報収集の能力は、CIAを凌ぐともいわれている。
そして、アメリカ政府とも深く関わっているのである。
昨今のトウモロコシのバイオ燃料化での値上がりも、遺伝子組み換えトウモロコシの評判が悪くて、ブッシュ政権を動かし環境問題として穀物市場を操作している。
そのため、世界的にトウモロコシは値上がりし、小麦からの転作が増えている。
小麦は、天候不順も加わって生産量も落ちているため、日本でもトウモロコシや小麦を原料とする食品の値上げも起こっている。
(トウモロコシの自給率は1%以下、小麦は高温多湿の日本の風土では、栽培しにくいため、大豆5%と共にこれらは殆どを輸入に頼っている)
穀物だけの話と思っていてはとんでもない事になる。
世界の穀物生産量の約半分は家畜の飼料になっていて、食肉業界にも大きな影響力を持っているのである。
田中氏の言葉ではないが、首相は地方選出で6期も議員をしているのだから、しかも食糧を輸入に頼らざるを得ない国の首相なのだから、この(不気味な?)穀物メジャーの名前くらいしっかり知っておいて欲しかった。
政府の農業支援策の補助金などは大規模専業農家に対してであるが、日本の大部分の農家は小規模兼業農家であること。
農家が安定して経営が出来なければ、後継者もいなくなり、日本の農業は衰退の一途をたどるしかないので、食料自給率を上げ農業を安定させるための施策を考えるべきだというのが田中氏の質問の主旨であったと思う。
グローバル化だの競争社会を是として、勝ち組としてかっこよく生きていると思っている人たちには、この問題の本質が解らないのかもしれない。
輸出産業に力を入れ、企業のグローバルな競争力をつけるためと称してホワイトカラーエグゼンプションを導入するというが、実は、これもアメリカからの要請である。
こんな事ばかりをしていると、気がついたら日本は国土も人も疲弊し、一国では立っていられなくなるのではないかと思うのは私だけだろうか。
最初は、前首相の残した大臣ばかりで「安倍康夫内閣だ」等々の“真紀子節”で軽いジャブを繰り出し、次に拉致問題に関する質問で、遠まわしに首相の所信表明演説と官房長官時代の姿勢の違いなどを突く質問をしていた。
後半は、農業問題に関する質問で、これは日本の食料自給率にも関わる大変重要な問題であり、さすがは“米どころ”新潟県選出の議員だと思った。
しかし、首相の答弁は、あまり知識も関心もないように感じた。
しかも、当日の新聞、TVなどのメディアも、この問題を全く取り上げない。
昨日も今日も新聞紙面を探したが、どこも取り上げてはいない。
メディアは、田中、福田両氏の親の代の政治闘争を取り上げ“角福戦争の再来”などと勝手なキャプションをつけて、“真紀子節”だけを批判的に取り上げていた。
特に驚いたのは、「報道ステーション」での司会の古館氏の発言である。
『国民は角福戦争など望んでいないのに、もっと大事な事があるのに、国会でこんな事をやっていていいんでしょうか?』
古館氏は田中氏の質問を聞いていないか、それとも首相と同じように無関心なのかもしれない。
現厚生労働大臣の舛添氏も、以前『食料自給率など上げる必要はない』と言っていたが、食料自給率は、ナショナルセキュリティの基本ではないか。
日本の食料自給率は先進国中最下位でわずか40%、平成18年度は39%しかない。
オーストラリア237%、アメリカ128%、フランス122%、ドイツ84%、イギリス70%である。
いまや主食である米も、WTOに加盟して以来、米を一定量輸入しなくてはならなくなった。
そのため、外食産業の殆どが安いアメリカ米(コシヒカリ・あきたこまち等のブランド米を生産)を使用し、日本酒メーカーもアメリカに工場を移して、アメリカ米で酒を造っているという。
アメリカは、今や世界各国に日本のブランド米を輸出しているのである。
中国も日本の大手商社が関わり日本の技術を導入して、中国産コシヒカリで日本や世界の市場を狙っている。
日本人の米離れという問題もあるが、国内では外国産に押され、米が生産過剰になり、価格の下落は農家を直撃している。
今は、自給率が唯一100%である米も、この問題を放置しておけば、日本の米の生産力は著しく低下し、主食の自給率も低下してしまう。
安いものが大量に入ってくるから良いというわけにはいかない。
世界人口は増加の一途をたどっており、生産国の天候などにも影響されやすく、どこまで安定供給されるかわからない。
安全性においても、相手国にどこまで要求できるかである。
それは、アメリカ産牛肉の狂牛病問題での政治決着を見てもわかるとおり、輸出国に押されっぱなしである。
また、輸入は、その運搬にも二酸化炭素の排出量が増し、環境問題にもなるのである。
日本は、来年「環境サミット」を北海道で開催するが、先ず自国の食料自給率を上げることを考えるべきだろう。
政府は、今、オーストラリアとの二国間EPA(関税撤廃)交渉を進めている。
牛肉、乳製品、小麦などが安く大量に輸入されれば、一番打撃を受けるのは北海道だろう。
国民や未来にわたる子どものために、安全・安心の食料を安定して供給していくためには、
政治がしっかりと考えなくてはならない問題である。
田中氏は“カーギル、コンチネンタル・グレイン、ADM、ブンゲ、ルイ・ドレフェス、アンドレ、という言葉を知っているか?”と質問したが、首相は何度か聞き返して、そのうちの二つくらいは知っていると答えていた。
これらは、巨大穀物メジャーで、カーギル社とADM社(アメリカ:コンチネンタル・グレインがカーギルに買収されてADM社になった)、ブンゲ社(オランダ)、ルイ・ドレフェス社(フランス)、アンドレ社(スイス)の事で、この5社が世界の穀物を牛耳っているのである。
そして、世界各国で生産、流通、販売、種子栽培、遺伝子組み換えまで行っている。
品種改良等では種子を取ることは許されず、そこの種子を買わなければ栽培が行えないのである。
これらの会社は同族会社(全てを七家族が握っているといわれる)で株式非公開、利益の実態もわからないが、世界の情報収集の能力は、CIAを凌ぐともいわれている。
そして、アメリカ政府とも深く関わっているのである。
昨今のトウモロコシのバイオ燃料化での値上がりも、遺伝子組み換えトウモロコシの評判が悪くて、ブッシュ政権を動かし環境問題として穀物市場を操作している。
そのため、世界的にトウモロコシは値上がりし、小麦からの転作が増えている。
小麦は、天候不順も加わって生産量も落ちているため、日本でもトウモロコシや小麦を原料とする食品の値上げも起こっている。
(トウモロコシの自給率は1%以下、小麦は高温多湿の日本の風土では、栽培しにくいため、大豆5%と共にこれらは殆どを輸入に頼っている)
穀物だけの話と思っていてはとんでもない事になる。
世界の穀物生産量の約半分は家畜の飼料になっていて、食肉業界にも大きな影響力を持っているのである。
田中氏の言葉ではないが、首相は地方選出で6期も議員をしているのだから、しかも食糧を輸入に頼らざるを得ない国の首相なのだから、この(不気味な?)穀物メジャーの名前くらいしっかり知っておいて欲しかった。
政府の農業支援策の補助金などは大規模専業農家に対してであるが、日本の大部分の農家は小規模兼業農家であること。
農家が安定して経営が出来なければ、後継者もいなくなり、日本の農業は衰退の一途をたどるしかないので、食料自給率を上げ農業を安定させるための施策を考えるべきだというのが田中氏の質問の主旨であったと思う。
グローバル化だの競争社会を是として、勝ち組としてかっこよく生きていると思っている人たちには、この問題の本質が解らないのかもしれない。
輸出産業に力を入れ、企業のグローバルな競争力をつけるためと称してホワイトカラーエグゼンプションを導入するというが、実は、これもアメリカからの要請である。
こんな事ばかりをしていると、気がついたら日本は国土も人も疲弊し、一国では立っていられなくなるのではないかと思うのは私だけだろうか。
2007.10.11
「テロ特措法」について
今国会では、11月に期限切れとなる「テロ特措法」に基づく自衛隊のインド洋上の給油活動を続けるか否かの与野党の攻防が始まっている。
「テロ特措法」は2001年の小泉内閣の時に成立したが、正式名称は【平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して、わが国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法】で、当初は「米軍等の活動支援法」が「諸外国の軍隊活動支援法」になり、最終的に「米軍」や「軍隊」を削除して、この長々しい名称となった。
どんなに国連や人道を持ち出しても、当初の“米軍等の活動支援”が目的であると思うのは私だけだろうか。
「テロ特措法」では、被災民救援活動(医療・食料・生活物資輸送、捜索・救助等)のためにアブガンやパキスタンへも自衛隊の派遣は可能である。
政府は“洋上給油活動は安全”と説明しているが、それだけだろうか。
一説に、給油に関して、日本の大手商社が仲介して、バーレーンの製油所からアメリカのシェブロン社(採掘・精製・輸送・小売を世界90カ国で手がけている)燃料を通常の2〜3倍の値で買い取り、無償で給油しているという。
その裏に、いったいどんな利権が絡んでいるのだろうか?
アメリカのイラク攻撃も、当初からその裏には石油利権があるとの噂も絶えないので、何とも云い難い。
また、「テロ特措法」によってイージス艦がディエゴガルシア島へ派遣されている。
英領ディエゴガルシア島は、インド洋上に浮かぶ世界で最も陸地から離れた島で、アメリカがイギリスより50年の期限付で借りた島である。
島民は、全員モーリシャスへ強制移住させられ、今は米軍の基地となっている。
この島が、イラク・アフガン攻撃の基地となっているのである。
イージス艦派遣は、自衛隊が米軍基地を守っているに他ならない。
一方で、パキスタンへも給油をしているというが、そのパキスタンの政治状況も今後どうなるかわからない。
ムシャラフ大統領が10月6日の選挙で再選されたが、立候補資格(全軍の指揮権を持ちながら政権に携わることは同国の憲法違反になるので)の最高裁での判断が決定するまで当選は確定していない。(軍籍離脱の可能性もある)
7月のイスラム過激派のモスク篭城事件以降各地でテロが起きて、ムシャラフ氏の求心力も衰えつつあり、かつて追い落とした政敵が復活したり帰国したりで、今後の政権運営を危ぶむ声もある。
そこで、汚職等で国外追放となりロンドン亡命中だったブット元首相(イスラム圏で初めての女性首相だったが、派手な浪費家で、汚職やコネで多くの公務員を増やしたりしたため国の経済に大きな打撃を与えた。現在も野党パキスタン人民党党首)とそれに連なる公職者全員に恩赦を与え、ブット氏との権力分担に合意した。
ブット氏は、首相時代に今はテロ組織となったタリバンを支援していたのである。
ブット氏に限らず、パキスタンは建国以来アフガンのパシュトン人を支援・利用してきた。
ムシャラフ氏も、米軍のアフガン攻撃に対して、パキスタン軍人の救出を口実に、裏ではタリバン幹部やアルカイダ幹部を逃がしたことは周知の事実である。
ソ連のアフガン軍事侵攻時代に、アフガニスタン国民の約半分を占めるパシュトン人を中心とした反ソゲリラ組織があり、かつてはアメリカ・パキスタン・サウジアラビアの三国が支援していた。
この組織は、当時ソ連の威光を笠に着た横暴な軍部から民衆を守る正義の味方だったのだ。
ソ連撤退後、ゲリラ同士の内戦状態に陥ったアフガンを収束させるべくアメリカ・パキスタンが支援して、アフガン難民青年を組織したのが同じくパシュトン人のタリバンである。
タリバンが全土を掌握して国家運営が出来たのも、陰にパキスタンの諜報機関がついていたからだといわれている。
しかし、タリバンはイスラムの正規の教育も受けていないし、国家運営の専門家もおらず、ただパシュトン人の習俗を厳格に守っていたため、女性には教育を受けさせない、仕事等社会には出さない等々、著しく偏った閉鎖的で国民が意欲をなくした疲弊国家となってしまった。
9.11の同時多発テロの首謀者のオサマ・ビンラディンを匿っているということで、それまで支援していたアメリカが、今度はタリバンをテロとして攻撃しているのである。
最近、パキスタン政府は国内に130万いるというアフガン難民の全員の本国送還を決めた。
すでに、いくつかの難民キャンプも閉鎖されたという。
送還されては、多くの人が生きていく道を閉ざされることになる。
ソ連のアフガン軍事侵攻以来、24年間パキスタン・ぺシャワールを拠点として、アフガン難民への医療支援・水資源確保(井戸の掘削)・農業支援などをしてきたNGOの「ペシャワール会」(代表・中村哲医師)も、今まで協力的であったパキスタン政府の硬化によって撤退を余儀なくされている。
今後は、アフガンへ拠点を移し、引き続き難民支援を続けるそうである。
「テロ特措法」の関して、与党は“テロの資金源となる麻薬密売をインド洋で阻止するため”とも言っているが、ヨーロッパの麻薬の殆どはアフガン産だという。
ヨーロッパへ密輸するのに海に面していないアフガンから、わざわざインド洋へ出て、スエズを通ってヨーロッパに密輸するというのも変だし何とも釈然としない。
また、ベトナム、コロンビア、レバノンなど、米軍が軍事侵攻したところで、その後、麻薬栽培が盛んになるという説があり、CIAの関与も囁かれているそうだ。
どちらにしても、自衛隊の洋上給油に関しては、国民にもっと情報公開をして欲しい。
その上で、国会で国際貢献を大いに議論をして欲しいと思う。
「テロ特措法」は2001年の小泉内閣の時に成立したが、正式名称は【平成13年9月11日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して、わが国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法】で、当初は「米軍等の活動支援法」が「諸外国の軍隊活動支援法」になり、最終的に「米軍」や「軍隊」を削除して、この長々しい名称となった。
どんなに国連や人道を持ち出しても、当初の“米軍等の活動支援”が目的であると思うのは私だけだろうか。
「テロ特措法」では、被災民救援活動(医療・食料・生活物資輸送、捜索・救助等)のためにアブガンやパキスタンへも自衛隊の派遣は可能である。
政府は“洋上給油活動は安全”と説明しているが、それだけだろうか。
一説に、給油に関して、日本の大手商社が仲介して、バーレーンの製油所からアメリカのシェブロン社(採掘・精製・輸送・小売を世界90カ国で手がけている)燃料を通常の2〜3倍の値で買い取り、無償で給油しているという。
その裏に、いったいどんな利権が絡んでいるのだろうか?
アメリカのイラク攻撃も、当初からその裏には石油利権があるとの噂も絶えないので、何とも云い難い。
また、「テロ特措法」によってイージス艦がディエゴガルシア島へ派遣されている。
英領ディエゴガルシア島は、インド洋上に浮かぶ世界で最も陸地から離れた島で、アメリカがイギリスより50年の期限付で借りた島である。
島民は、全員モーリシャスへ強制移住させられ、今は米軍の基地となっている。
この島が、イラク・アフガン攻撃の基地となっているのである。
イージス艦派遣は、自衛隊が米軍基地を守っているに他ならない。
一方で、パキスタンへも給油をしているというが、そのパキスタンの政治状況も今後どうなるかわからない。
ムシャラフ大統領が10月6日の選挙で再選されたが、立候補資格(全軍の指揮権を持ちながら政権に携わることは同国の憲法違反になるので)の最高裁での判断が決定するまで当選は確定していない。(軍籍離脱の可能性もある)
7月のイスラム過激派のモスク篭城事件以降各地でテロが起きて、ムシャラフ氏の求心力も衰えつつあり、かつて追い落とした政敵が復活したり帰国したりで、今後の政権運営を危ぶむ声もある。
そこで、汚職等で国外追放となりロンドン亡命中だったブット元首相(イスラム圏で初めての女性首相だったが、派手な浪費家で、汚職やコネで多くの公務員を増やしたりしたため国の経済に大きな打撃を与えた。現在も野党パキスタン人民党党首)とそれに連なる公職者全員に恩赦を与え、ブット氏との権力分担に合意した。
ブット氏は、首相時代に今はテロ組織となったタリバンを支援していたのである。
ブット氏に限らず、パキスタンは建国以来アフガンのパシュトン人を支援・利用してきた。
ムシャラフ氏も、米軍のアフガン攻撃に対して、パキスタン軍人の救出を口実に、裏ではタリバン幹部やアルカイダ幹部を逃がしたことは周知の事実である。
ソ連のアフガン軍事侵攻時代に、アフガニスタン国民の約半分を占めるパシュトン人を中心とした反ソゲリラ組織があり、かつてはアメリカ・パキスタン・サウジアラビアの三国が支援していた。
この組織は、当時ソ連の威光を笠に着た横暴な軍部から民衆を守る正義の味方だったのだ。
ソ連撤退後、ゲリラ同士の内戦状態に陥ったアフガンを収束させるべくアメリカ・パキスタンが支援して、アフガン難民青年を組織したのが同じくパシュトン人のタリバンである。
タリバンが全土を掌握して国家運営が出来たのも、陰にパキスタンの諜報機関がついていたからだといわれている。
しかし、タリバンはイスラムの正規の教育も受けていないし、国家運営の専門家もおらず、ただパシュトン人の習俗を厳格に守っていたため、女性には教育を受けさせない、仕事等社会には出さない等々、著しく偏った閉鎖的で国民が意欲をなくした疲弊国家となってしまった。
9.11の同時多発テロの首謀者のオサマ・ビンラディンを匿っているということで、それまで支援していたアメリカが、今度はタリバンをテロとして攻撃しているのである。
最近、パキスタン政府は国内に130万いるというアフガン難民の全員の本国送還を決めた。
すでに、いくつかの難民キャンプも閉鎖されたという。
送還されては、多くの人が生きていく道を閉ざされることになる。
ソ連のアフガン軍事侵攻以来、24年間パキスタン・ぺシャワールを拠点として、アフガン難民への医療支援・水資源確保(井戸の掘削)・農業支援などをしてきたNGOの「ペシャワール会」(代表・中村哲医師)も、今まで協力的であったパキスタン政府の硬化によって撤退を余儀なくされている。
今後は、アフガンへ拠点を移し、引き続き難民支援を続けるそうである。
「テロ特措法」の関して、与党は“テロの資金源となる麻薬密売をインド洋で阻止するため”とも言っているが、ヨーロッパの麻薬の殆どはアフガン産だという。
ヨーロッパへ密輸するのに海に面していないアフガンから、わざわざインド洋へ出て、スエズを通ってヨーロッパに密輸するというのも変だし何とも釈然としない。
また、ベトナム、コロンビア、レバノンなど、米軍が軍事侵攻したところで、その後、麻薬栽培が盛んになるという説があり、CIAの関与も囁かれているそうだ。
どちらにしても、自衛隊の洋上給油に関しては、国民にもっと情報公開をして欲しい。
その上で、国会で国際貢献を大いに議論をして欲しいと思う。
2007.10.03
闘病中...温泉行
漢方薬を飲み始めてから、2〜3日でめまいは治まった。
しかし、腹痛と下痢は良くなったと見えて、またぶり返して油断が出来ない。
寝汗は以前より少なくなったとはいえ、午前中の頭痛や冷えのぼせは続いている。
そこで、箱根の温泉へ行く事にした。
今回は、交通機関を使うより車の方が楽なので娘夫婦に送ってもらうことにした。
娘たちは、孫が行きたがっていた小涌谷の温泉テーマパーク「ユネッサン」へ泊まる事として、私は箱根湯本の時々湯治に行く旅館に泊まろうかと思ったが、娘たちは一泊しか出来ないので、結局、みんな一緒に「ユネッサン」へ行った。
小涌園「ユネッサン」は、水着ゾーンのユネッサンと湯〜とぴあ、裸ゾーンの森の湯の三つに分かれている。
宿泊施設は、ユネッサンと同じ施設内の「ニューペガサスイン」と国道1号線をはさんだ向い側に「小涌園ホテル」がある。
昔、まだ子どもたちが小さかった頃にホテルに泊まったことがあるが、道路の向かい側には「ユネッサン」の前身である箱根小涌園というのがあって、温泉プールや熱帯温室等があり、ポリネシアン・ダンスショウなどをやっていた。
その隣には「子どもの村」という広い森があって、アスレチックや遊具が置いてあり、自然の中で子どもを遊ばせる事が出来た。
その小涌園と子どもの村が一つになって「ユネッサン」になったようだ。
私は午後2時から岩盤浴を予約しておいたのだが、午前11時前に到着してしまったので、
娘たちと別行動でお昼までジャグジーへ入り、ジェット水流で足の裏までマッサージをした。
昼食後は、みんなで「湯〜とぴあ」へ行き、コーヒー風呂・ワイン風呂・お茶風呂等々を回った。
孫は二年前にも来ているので、初体験のパパに得意になっていろいろ案内していた。
岩盤浴は専用の作務衣に着替えるので水着のまま行けるが、濡れた水着で行くのも寒いし、またその水着を着て帰るのも嫌なので着替えてから行った。
以前、伊豆長岡温泉でも岩盤浴を経験しているが、場所が違うと少しやり方も違うようである。
伊豆長岡温泉の宿は秋田県玉川温泉の北投石を売りにしていて、岩盤浴と同じ北投石を通した温泉水のミストサウナ、北投石を入れた温泉がセットになっていた。
北投石は、台湾・北投温泉と南米チリと玉川温泉の世界で3ヶ所にしかなく、ラジウムを多く含んだ重結晶石で、放射線ホルミシスがあるといわれている。
これは、有害量以下(微量)の放射線を浴びることによって、傷ついた遺伝子が修復されたり、免疫細胞が活性化し自己免疫力が増したりという効果があるといわれている。
近年は、ガンに効く温泉として、玉川温泉の岩盤にゴザを敷いて多くの人たちが岩盤浴をしている。
数年目に、盛岡から八幡平を経由して田沢湖、盛岡を一周したことがあったが、その途中に玉川温泉があり、立ち寄ってみたいと思ったが、駐車場はどこも満車で入れず、宿の前まで行って引きかえしてきた。
その間の景色は、荒涼とした岩盤の連なる丘のいたるところから蒸気が噴出していて、地下のマグマで暖まった岩盤のあちこちには多くの人たちが、ゴザを敷いてタオルケットを掛けて寝ていた。
宿は一軒しかなく、なかなか予約が取れなくて駐車場の車の中で寝泊りしている人たちも多くいるようだった。
北投石は特別天然記念物で現在は採取禁止となっているが、数年前にも偽物が高価で販売された事件などが起きている。
小涌園の岩盤浴は、中国の麦飯石を使用していて遠赤外線効果が高いという。
私の体調にも拠るのだろうが、北投石の岩盤浴より熱く感じたし、すぐに全身に汗をかいた。
北投石の方は、1回30〜60分位で一日3回を繰り返し、三日目位から手足の爪先まで汗をかくようになった。(本来、4回といわれているが、そこまでは入れなかった)
慣れてくると、琴演奏の童謡のBGMが心地良くて寝てしまうのだが、小涌園は部屋の中央に水琴窟があり、その澄んだ音を聞かせている。
本来は癒し効果のある音であるが、熱くて40分が限度だった。
ここの場合、時間が入場から退場まで80分と決まっていて、20分入ってクールダウン・水分補給を2回を繰り返すとよいらしいが、私は、以前と同じように10分おき位に水分補給をしながら40分入ってしまった。
『出来るだけ汗は流さないでください』と言われていたので、シャワーを浴びなかったが、さらっとしていて爽快だったので、そのまま部屋へ帰って少し昼寝をした。
二日目は、インドのアーユルヴェーダと韓国の胃腸障害に良いという蓬蒸しを体験した。
最初は蓬蒸しだったが、これは四角いボックスの蓋がクッションになっていて、その真ん中に丸い穴が開いていて便座のようになっている。
ボックスの中には炉が入っていて、そこで蓬の葉を燻すのである。
そこへ、パンティだけでビニールのポンチョ(テントのようで、手だけ出る)を着て、熱いので丸い穴を避けて座るのだ。
最初は、恐る恐る前の方に少し座ったが、お尻や背中が熱くてとても我慢できない。
弱の火力を更に下げてもらって、今度は足を広げて跨ぐように後ろに座ったら、お腹や胃の辺りの一番冷えているところに熱が当たり、我慢できる熱さで20分蒸された。
ポンチョは頭からすっぽりかぶると、顔の美容にも良いとのことだったが、とてもそこまでの余裕はなかった。
アーユルヴェーダは、足の裏から大腿まで、指先から腕の付け根まで、背中、お腹、首のオイルマッサージのようなものだった。
少し暗い落ち着いた静かな個室で、優しい女性に60分間ゆっくりとマッサージをしてもらって、大いにリラックスできた。
このオイルも、出来るだけ落とさないで付けたままでいると効果があると言われたが、帰る日なのでそうもいかず、少し休んでから温泉で洗い流した。
今回、岩盤浴と蓬蒸しで体を温め、アーユルヴェーダでリラックスできたせいか、お陰で腹痛と下痢は治まったようである。
また、帰った翌日は朝から快調で、頭痛も治まり、疲れもなく朝から家事をこなすことが出来た。
今回の温泉行は、のんびり湯治とはいかなかったが、いろいろなことが体験できて良かった。
来週は、夫と伊豆熱川へ行く予定である。
これで家族サービスが終わるので、その後は、ゆっくりと一人で湯治に行きたいと思っているのだが…
しかし、腹痛と下痢は良くなったと見えて、またぶり返して油断が出来ない。
寝汗は以前より少なくなったとはいえ、午前中の頭痛や冷えのぼせは続いている。
そこで、箱根の温泉へ行く事にした。
今回は、交通機関を使うより車の方が楽なので娘夫婦に送ってもらうことにした。
娘たちは、孫が行きたがっていた小涌谷の温泉テーマパーク「ユネッサン」へ泊まる事として、私は箱根湯本の時々湯治に行く旅館に泊まろうかと思ったが、娘たちは一泊しか出来ないので、結局、みんな一緒に「ユネッサン」へ行った。
小涌園「ユネッサン」は、水着ゾーンのユネッサンと湯〜とぴあ、裸ゾーンの森の湯の三つに分かれている。
宿泊施設は、ユネッサンと同じ施設内の「ニューペガサスイン」と国道1号線をはさんだ向い側に「小涌園ホテル」がある。
昔、まだ子どもたちが小さかった頃にホテルに泊まったことがあるが、道路の向かい側には「ユネッサン」の前身である箱根小涌園というのがあって、温泉プールや熱帯温室等があり、ポリネシアン・ダンスショウなどをやっていた。
その隣には「子どもの村」という広い森があって、アスレチックや遊具が置いてあり、自然の中で子どもを遊ばせる事が出来た。
その小涌園と子どもの村が一つになって「ユネッサン」になったようだ。
私は午後2時から岩盤浴を予約しておいたのだが、午前11時前に到着してしまったので、
娘たちと別行動でお昼までジャグジーへ入り、ジェット水流で足の裏までマッサージをした。
昼食後は、みんなで「湯〜とぴあ」へ行き、コーヒー風呂・ワイン風呂・お茶風呂等々を回った。
孫は二年前にも来ているので、初体験のパパに得意になっていろいろ案内していた。
岩盤浴は専用の作務衣に着替えるので水着のまま行けるが、濡れた水着で行くのも寒いし、またその水着を着て帰るのも嫌なので着替えてから行った。
以前、伊豆長岡温泉でも岩盤浴を経験しているが、場所が違うと少しやり方も違うようである。
伊豆長岡温泉の宿は秋田県玉川温泉の北投石を売りにしていて、岩盤浴と同じ北投石を通した温泉水のミストサウナ、北投石を入れた温泉がセットになっていた。
北投石は、台湾・北投温泉と南米チリと玉川温泉の世界で3ヶ所にしかなく、ラジウムを多く含んだ重結晶石で、放射線ホルミシスがあるといわれている。
これは、有害量以下(微量)の放射線を浴びることによって、傷ついた遺伝子が修復されたり、免疫細胞が活性化し自己免疫力が増したりという効果があるといわれている。
近年は、ガンに効く温泉として、玉川温泉の岩盤にゴザを敷いて多くの人たちが岩盤浴をしている。
数年目に、盛岡から八幡平を経由して田沢湖、盛岡を一周したことがあったが、その途中に玉川温泉があり、立ち寄ってみたいと思ったが、駐車場はどこも満車で入れず、宿の前まで行って引きかえしてきた。
その間の景色は、荒涼とした岩盤の連なる丘のいたるところから蒸気が噴出していて、地下のマグマで暖まった岩盤のあちこちには多くの人たちが、ゴザを敷いてタオルケットを掛けて寝ていた。
宿は一軒しかなく、なかなか予約が取れなくて駐車場の車の中で寝泊りしている人たちも多くいるようだった。
北投石は特別天然記念物で現在は採取禁止となっているが、数年前にも偽物が高価で販売された事件などが起きている。
小涌園の岩盤浴は、中国の麦飯石を使用していて遠赤外線効果が高いという。
私の体調にも拠るのだろうが、北投石の岩盤浴より熱く感じたし、すぐに全身に汗をかいた。
北投石の方は、1回30〜60分位で一日3回を繰り返し、三日目位から手足の爪先まで汗をかくようになった。(本来、4回といわれているが、そこまでは入れなかった)
慣れてくると、琴演奏の童謡のBGMが心地良くて寝てしまうのだが、小涌園は部屋の中央に水琴窟があり、その澄んだ音を聞かせている。
本来は癒し効果のある音であるが、熱くて40分が限度だった。
ここの場合、時間が入場から退場まで80分と決まっていて、20分入ってクールダウン・水分補給を2回を繰り返すとよいらしいが、私は、以前と同じように10分おき位に水分補給をしながら40分入ってしまった。
『出来るだけ汗は流さないでください』と言われていたので、シャワーを浴びなかったが、さらっとしていて爽快だったので、そのまま部屋へ帰って少し昼寝をした。
二日目は、インドのアーユルヴェーダと韓国の胃腸障害に良いという蓬蒸しを体験した。
最初は蓬蒸しだったが、これは四角いボックスの蓋がクッションになっていて、その真ん中に丸い穴が開いていて便座のようになっている。
ボックスの中には炉が入っていて、そこで蓬の葉を燻すのである。
そこへ、パンティだけでビニールのポンチョ(テントのようで、手だけ出る)を着て、熱いので丸い穴を避けて座るのだ。
最初は、恐る恐る前の方に少し座ったが、お尻や背中が熱くてとても我慢できない。
弱の火力を更に下げてもらって、今度は足を広げて跨ぐように後ろに座ったら、お腹や胃の辺りの一番冷えているところに熱が当たり、我慢できる熱さで20分蒸された。
ポンチョは頭からすっぽりかぶると、顔の美容にも良いとのことだったが、とてもそこまでの余裕はなかった。
アーユルヴェーダは、足の裏から大腿まで、指先から腕の付け根まで、背中、お腹、首のオイルマッサージのようなものだった。
少し暗い落ち着いた静かな個室で、優しい女性に60分間ゆっくりとマッサージをしてもらって、大いにリラックスできた。
このオイルも、出来るだけ落とさないで付けたままでいると効果があると言われたが、帰る日なのでそうもいかず、少し休んでから温泉で洗い流した。
今回、岩盤浴と蓬蒸しで体を温め、アーユルヴェーダでリラックスできたせいか、お陰で腹痛と下痢は治まったようである。
また、帰った翌日は朝から快調で、頭痛も治まり、疲れもなく朝から家事をこなすことが出来た。
今回の温泉行は、のんびり湯治とはいかなかったが、いろいろなことが体験できて良かった。
来週は、夫と伊豆熱川へ行く予定である。
これで家族サービスが終わるので、その後は、ゆっくりと一人で湯治に行きたいと思っているのだが…
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